治宇二郎じうじろう)” の例文
治宇二郎じうじろうが書いた本というのは、表題の『日本石器時代提要』であって、菊判きくばん三百ページくらいの堂々たる体裁であった。
この文章の中で、芥川はその小説の内容を詳しく紹介しているので分ったのであるが、この青年というのは、私の弟治宇二郎じうじろうのことであった。
一人の無名作家 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)