“沅湘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんしやう50.0%
げんしょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はO君と話しながら、「沅湘日夜東げんしやうにちやひがしに流れて去る」といふ支那人の詩を思ひ出した。かういふ大都会の中の川は沅湘げんしやうのやうに悠々と時代を超越してゐることは出来ない。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
こういう大都会の中の川は沅湘げんしょうのように悠々ゆうゆうと時代を超越していることは出来ない。現世は実に大川さえ刻々に工業化しているのである。
本所両国 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)