水鶏くゐな)” の例文
旧字:水鷄
私達は茣蓙ござを持つたり、煙草盆を持つたり、茶器を携へたりして、午前の日影のをりをり晴れやかに照りわたる間を土手の方へと行つた。水田の中では水鶏くゐなの声が頻りにきこえた。
ある日の印旛沼 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)