水氣みづけ)” の例文
新字:水気
人通りの多いところは、五六寸も積んだ雪を道の兩がはから中央にかき寄せてあるが、人の餘り通らないところの道でも、雪がさく/\して水氣みづけがないから、さう歩きにくくはない。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)