毛虫けっとうばば)” の例文
旧字:毛蟲
いつも何か大した相談事をしているように、きっちり集まっている町の家々の屋根には、赤い瓦が微かに光り、遠いところから毛虫けっとうばばのような汽車が来てはまた出て行く。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)