殿楼うてな)” の例文
もし呉を平げたあかつきには、かの漳水しょうすい殿楼うてな——銅雀台どうじゃくだいに二女を迎えて、共に花鳥風月をたのしみながら自分の英雄的生涯の終りを安らかにしたいものだと、今なお心に夢みているのだった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)