殿上童てんじょうわらわ)” の例文
太政大臣家で育てられていた源氏の子はだれよりも美しい子供で、御所へも東宮へも殿上童てんじょうわらわとして出入りしているのである。源氏のあおい夫人の死んだことを、父母はまたこの栄えゆく春に悲しんだ。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)