此世コノヨ)” の例文
古い——祖先以来さうしたやうに、此世コノヨに在る間さう暮して居た——ナラハしからである。彼の人は、のくつと起き直らうとした。だが、筋々がれるほどの痛みを感じた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)