“正中（ただなか）” の例文

夕空にむらむらと嶽（たけ）の堂を流れて出た、一団の雲の正中（ただなか）に、颯（さっ）と揺れたようにドンと一発、ドドド、ドンと波に響いた。

海異記 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

“正中”の意味

《名詞》

（せいちゅう）中心。真ん中。

（せいちゅう）天体が子午線を通過すること。

（せいちゅう）ある考えに偏っていないこと。

（せいちゅう）人体を左右に分ける真ん中の縦線。正中線。

（しょうちゅう、しょうなか）能舞台の中央。
(出典:Wiktionary)

“正中”の解説

正中（せいちゅう、culmination）とは、ある天体が日周運動によって、観測地点における子午線（すなわち、天球上の天の北極・天頂・天の南極を通る大円）を通過することである。
一日のうちで、天体が子午線を通過する際に高度が最も大きく（北半球の南の空の場合）、太陽などがちょうど真南にくることを日本では「南中」という。
(出典:Wikipedia)

正	常用漢字 小１ 部首:⽌ 5画
中	常用漢字 小１ 部首:⼁ 4画