榛木はんのき)” の例文
嵐はそれへもぶつかった。そうして枯草をぎ仆した。だが嵐は勢いを弱めず、先へ先へと突進した。ぶな榛木はんのき、赤松、黒松。——嵐の進路にあるほどのものは、洗礼を免れることは出来なかった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)