翌くる六月一日の未明、清盛は、検非違使安倍資成けびいしあべのすけなりを召し、院の御所への使いを命じた。資成は御所に着くと、大膳大夫信業だいぜんのだいふのぶなりを呼んで清盛の伝言を、法皇に伝えてくれるように頼んだ。