“棊譜(きふ)” の例文
夜の八時頃、一人で棊譜(きふ)を開いて盤上に石を並べている父に、紅茶を運んで行ったときにも、父は二言(ふたこと)三言(みこと)瑠璃子に言葉をかけたけれど、書状のことは、何も云わなかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)