梶井伏見かじいふしみ)” の例文
そこは、京の下加茂しもかもにある、所司代の茶荘であった。柳の並木を境に、梶井伏見かじいふしみ家などの寮園があり、森の隣には日光別坊にっこうべつぼうの屋根が緑青ろくしょうをのぞませている。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)