桝形形ますがたなり)” の例文
黙ってまばたきでうなずいた目が消えると、たちまち井戸端へ飛んだと思う、総長屋の桝形形ますがたなりの空地へ水輪なりにキャキャと声が響いた。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)