柔和仮面にゅうわめん)” の例文
思うに、今こそ、弦之丞が剣をとっての本相は、かれが平常の、白皙柳眉はくせきりゅうび柔和仮面にゅうわめんをかなぐりすて、獅身夜叉面ししんやしゃめんのおそろしき本体を見するのであろう。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)