未顕真実みけんしんじつ)” の例文
大覚世尊たいかくせそん(釈迦)が年七十二の時、法機やうやく熟して法華爾前にぜんに於ける権実ごんじつ両教の起尽を明かにするため無量義経むりやうぎきやうを説き「四十余年未顕真実みけんしんじつ」と喝破して静かに禅定ぜんじやうに入つた話は仏者の間に有名であり
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)