木槵珠ずゞだま)” の例文
随分ころりと来るであらう、汝が惚けた小蝶さまの御部屋では無い、アッハヽヽと戯言おどけを云へば尚真面目に、木槵珠ずゞだまほどの涙を払ふ其手をぺたりと刺身皿の中につつこみ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)