朝霞あさかすみ)” の例文
列島の彼方かなたに別にエメラルドの色をたたえているのは八代やつしろ海である。けれども今目路めじの限り、紫がかった薄絹のとばりように、朝霞あさかすみが一面に棚引いているのだ。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)