曚昧くら)” の例文
ある時は花の精のようにまぶしく、又、ある時は悪魔のようになやましく……そうして私はそれを見ていると、何故かわからずに思念おもい曚昧くらく、哀しくなって来るのでした。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)