暗碧色あんへきしょく)” の例文
赤い大きい日は地平線上に落ちんとして、空は半ば金色半ば暗碧色あんへきしょくになっている。金色こんじきの鳥の翼のような雲が一片ひとひら動いていく。高粱の影は影と蔽い重なって、荒涼たる野には秋風が渡った。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)