時平公しへいこう)” の例文
「天神様をごらんなさいな、菅原道真公を。天神様はあの通りのいいお方でしょう、それでさえ筑紫つくしへ流されたじゃありませんか、時平公しへいこう讒言ざんげんで……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私たちの少年時代から青年時代にかけては、夕立と雷鳴がずいぶん多く、いわゆる雷嫌いをおびやかしたものであるが、明治末期から次第に減じた。時平公しへいこうの子孫万歳である。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)