新庄しんじょ)” の例文
やがて、夜が明け放れた時、お兼は新庄しんじょの山の頂を越えた、その時は、裾をからげ、荷を担ぎ、蝙蝠傘をさして、木賃宿から出たらしい貧しげな旅の客。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新庄しんじょ通れば、いばらと、藤と
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)