断末魔あごにい)” の例文
旧字:斷末魔
そしてぽつかりと空洞うつろに落ちたこの明るさ——ひとまづこれで、ぱつたりと杜絶する生活力の断末魔あごにいが山といふ山に、路に、藁屋根に、目に泌みるリズムとなつて流れてゐる。
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)