断末苦だんまつく)” の例文
そして、断末苦だんまつくにガタガタと骨をふるわしている江漢の四肢の爪から、だんだんに、その生命力が滅消してゆくのを、楽しむように、抱えていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)