文反古ふみほうご)” の例文
ところが彼女が死に、彼女のすこしばかりののこしものの破れた被布ひふ、をさながたみの菊だたうなど取片づけてゐるうちに、ふと、糸でからめた文反古ふみほうごの一束を見つけ出した。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)