故買けいずか)” の例文
表は質屋、裏の客は、緑林から運んでくるのを受けている故買けいずかい。出て来たのが主人で、でっぷりと肥えた五十男である。佐渡屋幸吉を略して、佐渡幸といえば通っていた。
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、雲霧は、むらがる故買けいずかい仲間が、ベッ、ベッ、と吐きかける唾に、我慢の眼をふさいで
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)