把手はしゅ)” の例文
全くヒルミ夫人は、その昔、田内新整形外科術をマスターするために見せた熾烈しれつなる研究態度のそれ以上熾烈な研究慾に燃え、病院のなかに電気メスの把手はしゅを執りつづけたのである。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
と呻って、把手はしゅから手を放してしまった。
地底戦車の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)