“懊悩転輾”の読み方と例文
読み方割合
おうのうてんてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懊悩転輾おうのうてんてんの日夜を送っている弱い貧しい人の子は、私の素振りの陰に罪の兄貴を発見して、ひそかに安堵あんど、生きることへの自負心を持って呉れるにちがいない、と信じていた。
懶惰の歌留多 (新字新仮名) / 太宰治(著)