慾深爺よくふかじい)” の例文
そうして色々の好い物をもらって、還ってきた爺さんがその話をすると、例の隣の慾深爺よくふかじいうらやんで真似をする。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
慾深爺よくふかじいさんが後で真似をするので、どの話も必ず二度ずつはくり返され、それがところどころわざとちがえてあるのが、幼ない人たちには格別におかしいのであった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)