愛嬌ユーマー)” の例文
何も怕れぬといふ概の逞しさに充ちて居りながら気障な度強さもなく、仲々物解りの好い苦労と滋味に富み、素樸な愛嬌ユーマーや抒情味も深く、文壇臭みを脱したいつも懐しみのあるものであつた。
浪曼的時評 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)