悲嘆慷慨ひたんこうがい)” の例文
侃々諤々かんかんがくがくも、景助や五郎八の悲嘆慷慨ひたんこうがいも、そこここのすったもんだも、一様に、黙りかえって、十三絃のまろぶ音につれて聞える琴歌ことうたにしばし耳をすまし合った。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)