急調きゅうちょう)” の例文
竪琴が急調きゅうちょうをふくんで鳴りひびいた。ツルガ博士の手が、竪琴の糸の上を嵐のようにはしっているのだ。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、豊潤ほうじゅんな酒のような歌声が響いてくるのであった。——ジュリアは確かにいた。同じような肢体をもったダンシング・チームの中央で一緒に急調きゅうちょうなステップを踏んでいた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)