忍術本にんじゅつぼん)” の例文
だがあんじたほどのことはなかった。はいっていった加平かへいは、そこにねそべって忍術本にんじゅつぼんを読んでいたやあ公と話し出したのである。みればやあ公はいつもの、あの心安いやあ公である。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)