御叱おしか)” の例文
もっともそういう気がするだけであって、私の方が間違っているのかも知れないから、別に御叱おしかりを受けるほどのことはあるまい。
科学と文化 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
事実私は読まなかったが、或る雑誌批評で、この千里眼が槍玉やりだまに上り、時局をわきまえないとか何とかいう御叱おしかりを受けたそうである。
千里眼その他 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
すっかり問題が片付いてから、H教授に「君の千里眼も大分役に立ったよ」と褒められたので、時局をわきまえないという批評家の御叱おしかりは、十分償われたわけである。
千里眼その他 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
しかしもう切れたのだからそのような御叱おしかりを受けなくても良さそうで少し安心した。
雪雑記 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)