彼土かのち)” の例文
振舞はねば彼土かのちの青年に接触して、いはゆる紳士の気風をうかがふ事さへかなはず、たとひ交際を謝して、唯適宜の講義を聞くだけにても給与の金額にては支へがたきを知る。
『文学論』序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)