広済こうさい)” の例文
伝教大師もこの道ではよほど難渋されたと見えて、広済こうさい広極こうきょくという二院を山中に立てて、後の旅人をいこわしむるようにされたとのことだが、その時代、路らしいものはあったにはあったと思われる。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)