“平沙渺漠”の読み方と例文
読み方割合
へいさびょうばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところどころに、竜安石を置いたような岩が点出しているだけで、平沙渺漠へいさびょうばく人煙を絶するような中を、清澄の茂太郎は、西に向ってまっしぐらに走り出しました。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そうですね、九十九里は全く別世界のような気がしますね、大東だいとうみさき以来、奇巌怪石というはおろか、ほとんど岩らしいものは見えないではありませんか、平沙渺漠へいさびょうばくとして人煙を
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)