干飯崎かれいざき)” の例文
そのあと、隆二は独りで炉の火を眺めたり、薪をくべたりしながら、故郷の干飯崎かれいざきからここまでの、飢と渇きと、けわしい山越え続きの、苦しい旅を思い返した。
おごそかな渇き (新字新仮名) / 山本周五郎(著)