左中弁さちゅうべん)” の例文
左中弁さちゅうべんが講師の役をしたのである。きれいな男の左中弁が重々しい神さびた調子で詩を読み上げるのが感じよく思われた。この人はことに深い学殖のある博士なのである。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
頭中将とうのちゅうじょう左中弁さちゅうべんまたそのほかの公達きんだちもいっしょに来たのである。
源氏物語:05 若紫 (新字新仮名) / 紫式部(著)