岡本花亭おかもとかてい)” の例文
この二家と並んで天保の頃江戸詩人中の耆宿きしゅくを以て推されていたものは、目白台めじろだい隠棲いんせいした館柳湾、その弟巻菱湖まきりょうこ、下谷練塀小路の旗本岡本花亭おかもとかていの諸家である。花亭もまた竹渓と相識っていた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)