山田源吾やまだげんご)” の例文
専六は兵士とのまじわりようやく深くなって、この年五月にはとうとう「於軍務局楽手稽古被仰付ぐんむきょくにおいてがくしゅけいこおおせつけらる」という沙汰書さたしょを受けた。さて楽手の修行をしているうちに、十二月二十九日に山田源吾やまだげんごの養子になった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)