山小禽やまことり)” の例文
昨日の嵐にふるい落とされた病葉わくらばが、道一面に散りしいていて、そこを踏みしめてゆく大勢の足音の前に、山小禽やまことりが腹毛を見せてツイツイとおどろき飛ぶ——。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)