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尫弱
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おうじゃく
ふりがな文庫
“
尫弱
(
おうじゃく
)” の例文
かれはこの
尫弱
(
おうじゃく
)
な無名の若者の中に、その身を覆うていると想像される暗い影の中に、あの反抗心と絶望的な苦悩を持っているバイロン卿をえがこうとするのである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
少し離れたところには
尫弱
(
おうじゃく
)
らしい宗伯が、さっきから丸薬をまろめるのに忙しい。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鶴見が
尫弱
(
おうじゃく
)
な小供で意気地のないことを諷して、後年に至るまで、姉は気性がすぐれていたといってよく誉めていた。それで見ると、姉が国に帰ったのはこの年も
晩
(
おそ
)
いころであったろうか。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
尫
部首:⼪
7画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画