小費銀こづかいがね)” の例文
彼は、自分の下宿へ帰るやいな、そそくさと持ち物や小費銀こづかいがねをふところにし、その月の下宿代だけを部屋に残して、ぷいとどこへやら飛びだした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)