小美術舗しょうびじゅつほ)” の例文
博覧会閉会ののち巴里にとどまり修学せんと欲したれど学資に乏しかりしかば志を変じ商估しょうことなり、その宿泊せる下宿屋の一室に小美術舗しょうびじゅつほを開きぬ。時に明治十七年の正月元旦なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)