小篠こじの)” の例文
榛櫟はりくぬぎ、天を指す木は先づ伐られて連雀れんじやく尾長鳥をながどり)の鈴生すゞなりに止まる榎の木も伐り盡された。今は芝のやうな小篠こじのの茂れる土手どてがうね/\と南北に走つてゐるのが見える。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)