彼は善悪をわきまえ是非を分かつところの「小乗根性しょうじょうこんじょう」を捨てて、善くもあれ悪しくもあれ、仏祖の言語行履ごんごあんりに随えばよい。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)