家苞みやげ)” の例文
小僧に吩付いいつけて出来るだけのご馳走を拵えさせてその男に喰わせ、その上家苞みやげ物などを拵えて、「先年はいろいろ厄介になってありがたい」と礼をいって還してやりましたが
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それをひらいて見ると「サラット師への手紙も着き、その中に封じてあった故郷への手紙は書留かきとめにして故郷に送りました。私までへ手紙とお家苞みやげを下すってありがとうございます」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
私はその寓居に止って居る間にネパール国誌ようなものを作って日本への家苞みやげにしたいという考えを起して少し取調べに掛ろうとしたけれども、どうも様子を考えるによろしくない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)