“宣統”の読み方と例文
読み方割合
せんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宣統せんとう初年わたしは当地で某中学の校長を勤めていたが、同僚には嫌われ、官僚には警戒され、終日氷倉こおりぐらの中に坐っているような、刑場のそばに立っているような憂鬱さを感じたが
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)
宣統せんとう三年九月十四日——すなわち阿Qが搭連を趙白眼に売ってやったその日——真夜中過ぎに一つの大きな黒苫くろとまの船が趙屋敷の河添いの埠頭に著いた。この船は黒暗くらやみの中に揺られて来た。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)