宝来豆ほうらいまめ)” の例文
ふと幼いとき、夜泣きして、かんの虫の好く、宝来豆ほうらいまめというものを欲しがったとき老僧の父がとぼとぼと夜半の町へ出て買って来て呉れたときの気持をおもい出した。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)